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Love Never Dies: Adelphi Theatre:『ラヴ・ネヴァー・ダイズ』千秋楽観劇レポ :2011年8月27日 2幕その3 #loveneverdies [観劇感想:LONDON Musical]

Love Never Dies: Adelphi Theatre:『ラヴ・ネヴァー・ダイズ』千秋楽観劇レポ :2011年8月27日 2幕その3 #loveneverdies

 

タイトル曲の感想です。


ネタバレしていますので、大丈夫な方のみ、
「続きを読む」からお入りください。 

 

オペラ座の怪人2~ラヴ・ネヴァー・ダイズ

オペラ座の怪人2~ラヴ・ネヴァー・ダイズ

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ユニバーサルインターナショナル
  • 発売日: 2010/03/24
  • メディア: CD

 

 

感想:1幕その1は こちら

感想:1幕その2は こちら  

感想:1幕その3は こちら

感想:2幕その1は こちら   

感想:2幕その2は こちら 

 

ACT TWO

SCENE6 ~ Onstage at Phantasma
"Love Never Dies" Christine Daaé

クリスティーヌは、このファントムが書いたアリアを歌うことは、早くから決めていたと思います。
もちろん歌う為にパリからニューヨークまでやってきたのですが、こっちに来たらまさかのファントムが現れて、たった二日か三日の内にかなり色んな事があったけれども、それでも自らが歌うと決心し、さらに約束もした。 
しかし本番直前にラウルが「歌わないでほしい」と言ってきた。一瞬迷ったけど(ファントムの言葉もあって)、それでもステージに向かったクリスティーヌ。 
ここでのクリスティーヌの心境というのは測り知れませんが、まぁ、普通に本番に挑むオペラ歌手の緊張感を超えた重圧がかかっていたでしょう。相当なものだったと想像します。 

「オペラ座の怪人」と同じように、劇中劇(この場合は劇中のショー)が始まる時には、舞台前方の横一列のライトが、床からスッと上がってきます。メグのステージの時にも、このフットライトは上がります。 
もう既にオーケストラの前奏は鳴っています。 
前奏が鳴りやみ、なかなか歌いださないクリスティーヌ。
何と、執念深いファントムとラウルは、それぞれ下手と上手の舞台袖から、クリスティーヌをジッと、グッと見つめているのです…。ほんまにしつこいおじさん達…(笑)

シリアのクリスティーヌはここでも、よわよわしい表情をしています。
もう、今にも壊れてしまいそうに儚げなんです。これがグッときます。
少しうつむいて、斜め下あたりに視線をやり、なかなか歌い出そうとしませんが…
その姿勢のまま(下を向いたまま)、ついに歌い始めます。  

LNDオリジナルクリスティーヌのシエラに較べると、歌声が細いシリアですが、初めて観た時は、この細い歌声にもの足りなさを感じたんですよね。シエラの歌声は本当に素晴らしいので。  
このタイトルソングはシエラは当然のようにかなり上手く歌っていました。
でも、震えながら絞り出すように歌い出すシリアのクリスティーヌは、持ち前の細い歌声がこのシーンでは特にしっくりとくるのです。その重圧に押し潰されそうになりながらも、一生懸命に耐えていることが伝わってきます。
 
「負けた者は悪魔の手に」という、愚かな約束をしてしまったラウル。 
暫くクリスティーヌの歌を聴いていますが、負けを認め、間奏のところで立ち去ろうとします。 
(舞台がやや回転し、ラウル側が客席に少し見えるようになります) 
クリスティーヌはラウルの方を向いて歌い始めます。ラウルは足を止めます。 
シリアはこの辺りで泣きそうな表情で、ラウルの方を向いたまま歌い続けますが、ラウルは出ていってしまうのです。 
歌声を詰まらせ、歌えなくなるシリア。そして小さな声で「ラウル…」とつぶやきます。(伴奏は流れ続けている)
目を閉じるシリア。ラウルが出ていったことを、自分の選んだ運命を受け入れ、意を決してファントムの方(下手側)を見るクリスティーヌ。しかし、そこにはファントムの姿はありません。 
ここでも歌が止まります(当然、演奏は続いたまま)。一瞬戸惑った表情をしますが、ここでキリっとした歌姫の顔に変わり、ステージ前方へと進みます。 

Love never dies!
Love will continue!
Love keeps on beathing
When you’re gone!
Love never dies
once it is in you!
Life may be fleeting,
love lives on…
Life may be fleeting,
love lives on.

それまでの細い歌声とは違い、一気に歌声に深みとハリが増して、声量もグーンとあがり、劇場を圧倒する超絶なソプラノで歌いあげる、シリアクリスティーヌ。
もう、その美しさに包まれるかのようです。本当に素晴らしい歌声!圧巻です! 
当然のように、聴かせどころはグーンと引っぱります。クライマックスを盛り上げるオーケストラも、シリアの歌声を引き立てるべく、最大限の演奏で支えるのです。 
 
「Life may be fleeting,」では演奏がとまり、シリアの美しいビブラートだけが伸びます。
シリアの歌声がフッと止まると、劇場は一瞬、静寂に包まれます。何の音もしません。 

そして、ラストの「love lives on」が歌い終わらないうちに、爆発するような大歓声と大きな拍手! 
オール・スタンディング・オベーションです!
ゴオォォォォっと蠢くような、まるで地鳴りにも似た、もの凄い声援!もの凄い空間! 
劇中設定の、ファンタズマのショーを見に来た観客たちを演じる、Love Never Diesの観客(つまり私たち)は、そのあまりに素晴らしすぎる歌声に熱狂し、シリアが演じる歌姫・クリスティーヌに、最大級の称賛を贈ったのでした。 

その声援に応えるシリアクリスティーヌは満足そうな、やりきったというような表情で、両手を上げて歓声を受け止めるようにし、ゆっくりと深くお辞儀をします。 
本当に美しかった。本当に素晴らしいクリスティーヌ!…ブラヴァッ!!

今思い出してもこのタイトルソングのシーンはゾクゾクとして、鳥肌がビッチリたちます。 
前クリスティーヌのシエラも、それは凄い歌声でしたけど、この千秋楽に限っていえば、シリアに軍配が上がったかな、とも思いました。 
もうやっぱりね、表情がいいんですよ。あれだけ板ばさみになって、重圧が凄くて苦悩していたのに、最後にふっ切れたように、スッとディーバの顔になって、超絶な歌声を聴かせてくれたのですからね。 

またこの曲が凄い。 
こんなの歌える人、なかなかいないでしょう。と思えてしまうほどのハイ・トーンが二回もあります。 
シリアはブレスを上手く入れて繋いでいましたけど、前クリスのシエラ(名前が似ていてややこしい)は、ノンブレスで歌っていたから、技量的にもシエラの方がやはり上なんですけど、やはりLNDはミュージカルですからね。最大限に感情移入させられて、涙をたくさん流してしまったのは、圧倒的に、演技力が加わるシリアの方です。 
そして、タイトルソングで素晴らしい!と感じたのは、今回のラスト遠征(4回連続観劇)がはじめてでした。 
シリアは毎週8公演、アンダーを殆ど使わずにほぼフルで出演していたそうで、それにも驚きました。 
それでいて、ラストのラストは喉が疲れている筈なのに、これほどのものを聴かせてくれたのですからね。

 
写真は暗いですが、CELIA GRAHAM のクリスティーヌ写真(本人ツイッターより)です。 

 
w2pmtx.jpg 

 
素敵ですね。 

 
(続く)

 





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