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Love Never Dies: Adelphi Theatre: 『ラヴ・ネヴァー・ダイズ』観劇レポ 千秋楽マチソワ 2011年8月27日 [観劇感想:LONDON Musical]

Love Never Dies: Adelphi Theatre: 『ラヴ・ネヴァー・ダイズ』観劇レポ 千秋楽マチソワ 2011年8月27日 

Love Never Dies  Adelphi Theatre  27 AUG 2011


The Phantom: RAMIN KARIMLOO

Christine Daaé:
CELIA GRAHAM
Madame Giry:
LIZ ROBERTSON
Meg Giry:
HALEY FLAHERTY
Raoul, Vicomte de Chagny: DAVID THAXTON

Fleck:
TRACEY PENN
Squelch:
ADAM PEARCE
Gangle:
CHARLES BRUNTON
Gustave: DANIEL DOWLING 


着席 Stalls G列(マチネ), Stalls M列(ソワレ) 
 

Love Never Dies final curtain calls
 
http://www.youtube.com/watch?v=bAvz0n8dzHc 

 


 
 8月27日はアンドリュー・ロイド=ウェバー製作のオペラタイプ・ミュージカル、
"Love Never Dies" 「ラヴ・ネヴァー・ダイズ」 を観てきました。 
ようやく、千秋楽と前楽の観劇レポです。随分遅くなりまして、すいませんでした。 
 
この日は二回公演で、同日マチソワ観劇を敢行。
マチネは前楽、ソワレ(イブニング)は千秋楽です。  
既に観劇レポにあげていますように、25~27日の3日間、4公演連続でこのLNDを観劇しました。 
なぜ連続で同じ作品をこんなに観たのかというと、この日の27日で残念ながらクローズとなってしまうからです。
「千秋楽」なんて日本風に書くと聞こえは良いですが、クローズというのはまぁ、「打ち切り」ということで、あの世界的な名作ミュージカル、"The Phantom of the Opera" 「オペラ座の怪人」の続編に位置する Love Never Dies は、僅か1年半で幕を降ろしました。 
ただし現在は、オリジナル・ロンドン版よりもさらに舞台装置や衣装を豪華にし、大幅に演出の変更も施されている(ただし曲構成とシナリオはオリジナルに準拠する)、メルボルン版の上演は続いていて、この後シドニー公演にスライドすることも決定しています。 
期待されている、ブロードウェイ公演や東京公演は未発表のままです。 
 
LNDクローズの話を聞いた時は、それは大きなショックでした。 
自分はもちろん、オペラ座の怪人が大好きで、この続編の登場を心待ちにしていたのはこれまで何度もこのブログに書いてきましたし、ようやく観に行ったロンドン公演(昨年末)ではあまりの凄さに大き過ぎる衝撃を受け(CDと随分違っていたことにも驚き)、心から愛するミュージカルになってしまったから、です。 
もうウエストエンドに行きさえすれば、愛するPOTOとLNDの二作品(禁断のオペラ座シリーズ、と勝手に呼んでいた)をセットで、永遠に観られるんだと信じていましたからね。 
 
LNDがクローズになった理由はいくつか考えられます。 
まずは、熱心なオペラ座ファンからの反発。これは大きかったと思います。 
オペラ座の怪人から10年後のお話とはいえ、あまりにも性格が変わってしまった登場人物たちに、特にキャラクターを愛してきた人たちには、たまらない違和感を憶えたことでしょう。 
また、どこかつじつまが合わないストーリーも弱点の一つだと思います。都度、シナリオや台詞をマイナーチェンジして補ってはきたようですが、それにしても突っ込みどころは満載であること。 
そしてやはり、ストーリーの結末がアレであること。 
ただし、アレだから駄目!という風には自分は思っていないです。むしろアレになるからこそその後の展開を想像すると、決してアレではないと思うのです(アレアレって、何のことかわからないですね。ネタバレ配慮ですいません)。 

ALW自身、この作品は実は病み上がりでの製作で、充分に練られていない状態で世に出してしまったことを、後のインタビューで悔やんでいたようです。 
 
しかし、何が一番の魅力かといえばもちろん、その楽曲の素晴らしさにあります。 
この音楽はもちろん、ALWの脳から頭から生まれてきたものであり、それらのあまりにも美しすぎる楽曲の数々が複雑に耽美的に繋がりあい、甘美に絡み合うメロディーを聴くことができるという贅沢さ。 
また徹底的なまでに高められたハイレベルな旋律を歌いこなす、スペシャルな俳優たちの熱唱とテクニック、そして熱演。これを存分に堪能する、歌声を浴びる喜び。 
LNDはこれに尽きます!本当に凄いです! 
 
どれだけドロドロのメロドラマのようなストーリーであったとしても、それを吹きとばしてしまうパワーが、このLNDの音楽には籠められているのです。 

ソワレの千秋楽では開演直前に、ALWが客席に現れて大騒ぎになりました。
もちろん大歓声に包まれ、場内はスタンディング・オベーションです。 
自分は早期クローズで当初の予定がめちゃくちゃになってしまったことや、DVD製作がロンドン版ではなく、メルボルン版で行われるという発表があったこと などなど、若干恨み節というか、かなりイギリスのA先生を疑っていたのですが、実際にALWが劇場に来てくれたことだけで大感激し、一緒になってスタンディング・オベーションで迎えました。  
当日のマチネ(前楽)は本当に神がかっていて、初めてこのLNDで号泣してしまい(これまで薄っすら涙をすることはあっても号泣はなかった)、暫く席を立てなかった程、打ちのめされたのです。
もう、めっちゃくちゃ凄かった!今思い出しただけでも震えますし涙が溢れます。  
もちろん、主演のラミン・カリムルーたちの熱唱熱演があったからこそですが、そもそもこの大作ミュージカルを製作し、(本人が満足していないにせよ)世に送り出してくれたのはALWであり、この作品を通じて大きな感動を貰えたという、感謝の気持ちでいっぱいになりました。  

また、前楽もそうでしたが、千秋楽では主要なナンバー Till I Hear You Sing, Love Never Dies が終わる度にスタンディング・オベーションとなったり、他のナンバーでも拍手が鳴り止まずにショーストップが何度も起こったりと、客席はもの凄い熱狂ぶりでした。アントラクトの演奏が終わった後もスタンディングでした。どれだけ、という感じです。 
舞台全体や、全体的な歌のクオリティでいえば、マチネの方が断然、凄く良かったです。前日の夜公演もめちゃくちゃ素晴らしかったのですが、これをさらに上回ってきましたから、驚きと嬉しさと感動と涙と。あんな凄い空間に居られたこと、独特な雰囲気の千秋楽もですが、あまりに極められたクオリティの高い舞台。その瞬間に立ち会ったことだけで、かなり感激しました。一曲目のラミンファントムの、Till I Hear You Sing から全然違いましたからね。歌声はもちろん、彼から発するオーラも。まさに神がかりで、この一曲を聴くだけでも相当価値は高いと思いました。 
  
LNDは、一日二回公演はとても過酷なミュージカルであることは間違いなく(ファントムに至っては、オペラ座の何倍という歌の多さ。クリスティーヌの超絶高音階ソプラノの披露など)、夜公演ではラミンファントムは若干、一部において歌声に疲れもみられました。(昼公演と前日公演の素晴らしい、手加減一切なしの素晴らしい歌を聴いたあとなので、文句はもちろんなし) 
しかし、クリスティーヌのシリア・グラハムは、夜公演の、Love Never Dies の超絶ソプラノは最高級に素晴らしく、劇中のコンサートがまさにここ、アデルフィー・シアターに完全に再現されたといっても過言ではないほど、超絶そのもの。決して千秋楽のご祝儀だからではない、歌姫クリスティーヌ・ダーエに贈られる大歓声、大声援。心からのスタンディング・オベーション!本当に凄すぎました。涙と震えが止まりませんでしたから。 

前楽ではボーナス特典といいましょうか、通常の本編ではありえない、お楽しみのシーンがいくつもありました。 

このボーナスシーンについてや、感想の続き(まだまだ書き足らない部分があります)は、後日に書きます。 
今回はほぼ、前置きだけで終わらせてすいません。明日も仕事がありますので、そろそろ寝ますね。 

 

オペラ座の怪人2~ラヴ・ネヴァー・ダイズ デラックス・エディション(DVD付)

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  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ユニバーサルインターナショナル
  • 発売日: 2010/03/24
  • メディア: CD





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Manon

こんばんは!レポ拝読しました。ありがとうございます!この作品のクローズというか、余りにぞんざいな扱われ方が本当に悲しくて、もうWEには二度と行かないことにしよう、とまで思いましたが、やっとココロ安らかに?レポートや映像を観られるようになりました。

私はラミンでなくタムのファントムでこの作品に嵌ったのですが、もう本当に大好きでした。確かにオペラ座の続編という縛りによるストーリーの違和感やチャラい歌詞など欠点もありましたけど、そんなことを補って余りあるほどの楽曲の素晴らしさとキャストのパフォーマンス。あの楽曲とキャスの熱演の前では歌詞の不完全さなんて吹っ飛びますし(ネイティヴでないことが逆にメリットでした)、そもそも楽曲自体が物語を語ってたんですよね、LNDは。

もう二度とロンドンプロダクションを観ることができないのは本当に悲しいですけどメルボルン版でもなんでもいいからBWに来てくれることを信じて何年でも待ちます。そのときは絶対Ramin&Sierraで。トロント出身のRaminにそろそろBWに出てきてもらってミュースターとしてさらに大きな人気を獲得して欲しいです。続きを楽しみにしていますね。


by Manon (2011-09-01 04:07) 

jurun

>Manonさん 

仰るように、最後の方はどんどんゾンザイに扱われていって、腹立たしさを通り越して哀しかったですよね。
でも千秋楽のあの熱狂ぶりにALWも心を打たれたのではないかと思っています。ぞんざいにしてしまったことを反省するでしょうし、この作品が持つ大きな可能性を改めて確信したでしょう。
LNDは風評被害(?)のようなこともあったでしょうけど、大多数の観ていない人たちの心を動かせるだけのパワーは絶対にあると、自分は信じています。
本当に、BWでの上演実現してほしいですね!
もちろんラミン&シエラの最強ペアでお願いしたいと思います!
by jurun (2011-09-01 10:58) 

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