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『クレイジー・フォー・ユー』 2011年2月19日(土) 全国公演初日 [観劇感想:劇団四季(2011年)]

『クレイジー・フォー・ユー』 2011年2月19日(土) 全国公演初日


クレイジー・フォー・ユー グリーンホール相模大野大ホール 2011年2月19日・初日

ボビー・チャイルド  荒川務
ポリー・ベーカー  秋夢子
ランク・ホーキンス  志村要
アイリーン・ロス  増本藍
ベラ・ザングラー  広瀬彰勇
エベレット・ベーカー  石波義人
ボビーの母  菅本烈子
テス  恒川愛
ユージーン・フォーダー  田辺容
パトリシア・フォーダー  黒崎綾

ムース  荒木勝
サム  吉賀陶馬ワイス
ミンゴ  大塚俊
ビリー  山本道
パーキンス/カスタス  坂本剛
ジュニア  川村英
ピート  玉城任
ジミー  玉井晴章
ワイアット  萩原隆匡
ハリー  大森瑞樹

パッツィー  鈴木真理子
シーラ  柴田厚子
ミッツィー  大石眞由
スージー  徳江みさほ
ルイーズ  坂本すみれ
ベッツィー  高田直美
マギー  原田麦子
ベラ  伊藤典子
エレイン  小島光葉
  
公式記事:クレイジー・フォー・ユー全国公演初日

CIMG1193.JPG

Crazy For You: Original London Cast Recording

Crazy For You: Original London Cast Recording

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: RCA Victor Broadway
  • 発売日: 1993/11/23
  • メディア: CD




みなさんこんばんは。
昨日は「クレイジー・フォー・ユー」全国ツアー初日、相模大野公演を観劇しました。
会場となりました、グリーンホール相模大野は駅からも近く、とても綺麗で大きなホールでした。
伊勢丹と隣接していまして、伊勢丹内を通りぬけてホールに向かうという動線になっています。

通い慣れた四季の常設劇場へ向かうのとは違い、全国公演の会場は初めて行く場合が多いので、いつも交通手段や地図など入念に準備をし、遠足気分でわくわくしながら向かうのが楽しいです。
相模大野までは自宅から電車を乗り継いで、約一時間程の小旅行でした。

「クレイジー・フォー・ユー」はこれまで何度も書いていますが、本当に大好きな作品です。
たっぷり3時間もあるというのに、終演後は疲れるどころか、とても大きな充実感が得られます。
もちろん、昨日も大満足。胸いっぱいで帰宅しました。

今回主役のボビー・チャイルド役を演じましたのは、荒川務さんです。
これまでにクレイジーは多分、90回位は観ていると思うのですが、その内のざっと60回位は荒川務さんのボビーで拝見しています。
ですので、もう一人のボビー役、加藤敬二さんよりも断然回数が多く、僕の中ではボビー=荒川さんという頭になっています。
昨年の東京公演から始まった、2010年シリーズ(東京、福岡、京都)では、京都公演の途中まで加藤敬二さんがボビー役を務められました。僕は昨年8月11日に京都公演を一度観ていまして、その時は敬二さんでしたから、荒川さんのボビーを拝見したのは、2007年4月8日の(前回)京都公演千秋楽以来。約4年ぶりとなりました。

昨年は東京公演を結構通いましたので、敬二ボビーの上書きが大きかった分、久しぶりの荒川ボビーは、「そうそう、務さんのボビーはこんなだった」と、あらためて発見することが多く、とても楽しく観ることができたと思います。
敬二さんと務さんのボビーは全然違うんですよね。その違いは敢えて細かく記しませんが、間の取り方や解釈が少々違っていても、どちらも魅力があって楽しくて…お二人とも本当に素晴らしいのは間違いありません。
大きく言いますと、荒川さんのボビーはとてもマイルドです。優しくてコミカルなボビーなんですね。
そして久しぶりに観て驚いたのが汗の量です。
昨年の敬二さんもめちゃくちゃ汗をかいておられたのですが、荒川さんの汗の量ももの凄いものとなっています。
前はこんなに汗かいてたかな…(4年前の記憶を辿る…)あぁ、かいていたかいていた! と、こんな具合です。
敬二さんも荒川さんも50手前とは思えないですよね。あんなに踊る役だというのに…本当に脱帽。圧巻貫禄のボビーでした。

ヒロインのポリー・ベーカー役は、公式のお稽古記事通り、新ポリーの秋夢子さんでした。
美人で歌は上手い、ダンスも踊れる…となりますと、このポリー役にはまさにピッタリの秋夢子さん。
デビューとは思えない、堂々たるポリーっぷりに大きな拍手を贈りました。かなり良かったと思います。
これまでの持ち役とは違い、今回はミュージカル・コメディーのヒロインですので、どんなコミカルな演技をされるのかと注目していましたが、ポリーらしくツンデレの振り幅が大きくて良かったです。
更に演技が細かいと感じましたのは、複雑な揺れる思いを表す表情です。
駄目駄目だったデッドロックの男たちを、Slap That Bassで見事にまとめあげたザングラー扮するボビーに恋をしてしまったポリーは、アイリーンの目の前でボビーにキスをするのですが、キスをした後の恥じらいの表情が良かったと思います。
その後すぐ戻ってきて、アイリーンがボビーに濃厚なキスをしているところを目撃してしまうのですが、夢子ポリーは「ごめんなさい」と言って、目を伏せてしまいます。
おっと、ここをこんな風に目を伏せるポリーは初めて観ました。樋口さんも花代さんも、ここでは「ごめんなさい」と言いつつもアイリーンを睨みつけていました。これはもしかして、「あらザングラーさん彼女がいたのね、そりゃそうよね…」と、一瞬落ち込んでいるように見えました。
落ち込んでいるといっても、アイリーンが先制攻撃をしかけてくるのですぐに臨戦態勢に入り火花を散らせるのですけどね(笑)。
But Not For Meでは涙をこらえてこらえて、遂に我慢できなくなって泣きながら歌う夢子ポリーに、胸が熱くなる思いでした。

夢子さん。ポリーの金髪の鬘もよく似合っていて素敵でした。まったくの違和感はなしです。
いやはや、美人はどんな格好をしても似合うんですね。最後の胸元は眩しすぎでした…!!
台詞の声は低めで、「叩きのめしてやる」や「ぶっ殺す」は当然ながら迫力たっぷりでした。
歌声は言うことなしですね。クレイジーではポリーは歌が少ないのは残念ですが、綺麗な歌声に酔いしれました。

新ランクの志村要さん。前回はザングラーさんでしたが今回はランクとして再登場です。
志村さん本人のキャラが立ちすぎている為に、悪役なんだけれどもどこか憎めない…というランクではなかったように思いました。
ちょっと怖すぎた…というのが正直な感想です。台詞も演技も少々食い気味で、ホテルの看板を壊すところもいつも起こる笑いがないほどでした。あまりに怖すぎても…コメディではなくなってしまいますね。ピストルを出してザングラー扮するボビーを脅かすところなんか、まるで本物(笑)。
でも、初ザングラーさんの時にも最初の方は試行錯誤されていたようでしたが、回を重ねるごとにどんどん自分のものにされていきましたから、きっとすぐに面白いランクになるでしょうね。

アイリーンの増本藍さんは京都公演以来の拝見となりました。
相変わらずセクシーですし、歌がとても上手いですよね。
2007年京都でアイリーンデビューしたときには、アイリーンの毒々しさはまだ薄かったように思いましたが、今回はとても濃いキャラで演じておられて良かったです。

ベラ・ザングラーには広瀬彰勇さんが登場されました。
以前は広瀬明雄さんのお名前で四季にいらっしゃった方で、僕は鹿鳴館清原役の印象がとても強い方です。
記憶を辿りますと、当時栗原英雄さんや渋谷智也さんがメインのザングラーだった時代、2006年京都公演の開幕(10月)に三週ほど登場されたときに、幸運にも数回拝見しています。
この時が恐らく四季での最後の出演になったと思いますが、4年ぶりに客演で四季の舞台に戻ってこられました。
しかも同じザングラー役ですし、劇団四季盤「クレイジー・フォー・ユー」のCDキャストでもある広瀬さんの登場は、本当に嬉しかったです。
ザングラー役は1,000回以上も演じてこられたというだけあり、流石の演技力に脱帽でした。
台詞の間合い、表情、声色…そして歌声も本当に素晴らしく、大御所の風格たっぷりでした。
いや…ザングラーさんでこんなに上手いと思ったのは初めてのことかもしれません。
大銃撃戦(ワイアットやビリー達の余興)の後、酔っ払っているザングラーはコップを手に、ビリーが落ちて行った軌道を追うようにするのですが、そこでも大きな笑いが起きていました。
風格たっぷり…と言っても謙虚に、少し顔をしかめるようにしつつ小さくお辞儀をされる広瀬さんに、大きな拍手を贈りました。


今回はこの位ですね。

プリンシパル、アンサンブル共に、前回公演とはまた大きくキャスト・チェンジがありましたので、全体的に新鮮に感じる舞台だったと思います。
また、全国ツアー版のステージは、これまでに観てきた常設劇場版のステージとは違う点が多くあり、この違いを探すのも楽しく感じました。
タップの音ですが、常設劇場よりも重い音だったように感じました。これは全国ツアーでいろいろな会場でやりますので、舞台の硬さとか質とか、色々と関係してくるのでしょうか。
クレイジー・フォー・ユーはアンサンブルのダンスが本当に凄いんですよね。ナンバーごとに大きな拍手が沸き起こります。このダンスが本当に楽しくて、素晴らしくて…これを観てしまうとやめられないんですよね。

今回は一番前の席で観ることができました。
京都劇場では何度も座りましたが、舞台が近くて高さがあって、少々見辛かったのですけれども、グリーンホールはステージは程良い高さでしたし、舞台までも少し距離があったのでとても快適でした。
上手い具合にミニ・スピーカーが目の前にありましたので、音も良かったです。

初日ということで会場は大きく盛り上がりました。
最後はもちろん、スタンディング・オベーションになりました。
クレイジー・フォー・ユーはとても人気ですね。

さて、今回はプログラム掲載キャストに、ボビー役に松島勇気さんと、ポリー役に岡村美南さんの名前が入っています。
全国ツアーの途中でお二人のデビューがあるのかどうか。こちらも注目をしていきたいと思います。

劇団四季ステージガイド  クレイジー・フォー・ユー
全国公演  公演日程/料金


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由縁

広瀬ザングラー広瀬ザングラー広瀬ザングラー!
それしか頭にない〜 ぐるぐるまわります〜。
(四季時代の広瀬さんは未見なのですが、
 広瀬さん、大好きなんです!)

去年の12月の響人公演の折に、ロビーにいらした広瀬さんに
「広瀬さんがミュージカルで歌い踊る姿をまた観たいです」と
直接お伝えしたんですが… まさかこんな形で叶うとは!!
jurunさんは全国初日/相模大野 でご覧になってるのでウラヤマシイです。
月曜の大宮公演で、広瀬ザングラーをガン見してきまっす♪
by 由縁 (2011-02-19 20:59) 

jurun

>由縁さん

こんにちは。広瀬さんのザングラーさん復活おめでとうございます。
演技力、歌唱力、オーラ共に最高でした。流石ですね。
明日ご覧になられるとのことで、久しぶりの歌い踊る広瀬さんを、たっぷり堪能なさってくださいね。
ブログ記事も楽しみにしております。
by jurun (2011-02-20 10:43) 

-aime-

レポ楽しませていただきました。

CFY90回以上って…!
すごいですね!
秋さんもダイスキな女優さんのうちのひとりなので
あたしも見られるといいなあ♪
by -aime- (2011-02-20 22:55) 

りら

詳しいレポありがとうございます!
CFYは去年観て、大好きな演目になりました(^^)

予定しているのはまだ先なので、キャストさん変わるかもしれませんが…
とにかく楽しみです♪
by りら (2011-02-20 23:12) 

jurun

>-aime-さん

こんにちは。
新ポリーの夢子さん。初回からとても素敵なポリーだったので良かったです。
90回…この内の殆どは激しく観ていた頃(2006~2007年)辺りです。
何度観ても楽しくて仕方がなくて、この頃にめちゃくちゃ通っていました。
今は大人しくなりましたが、クレイジーは本当に大好きです。
-aime-さんがご覧になる時には、夢子さんのポリーだといいですね。
by jurun (2011-02-22 11:14) 

jurun

>りらさん

こんにちは。
クレイジーは見た方の殆どが大好きになってしまう作品ですよね。
この先新キャストがまだ出そうですから、りらさんがご覧になる頃にはチェンジになっているかもしれません。
でもその新キャストも気になるので、ご覧になられたら感想を教えてくださいね。
by jurun (2011-02-22 11:21) 

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