So-net無料ブログ作成

THE PHANTOM OF THE OPERA 2011.1.1.M 『オペラ座の怪人』観劇レポ [観劇感想:LONDON Musical]

THE PHANTOM OF THE OPERA 2011.1.1.M 『オペラ座の怪人』観劇レポ


CIMG1041.JPG

CIMG1049.JPG

CIMG1075.JPG



The Phantom of the Opera:  JOHN OWEN-JONES 
Christine Daae:  TABITHA WEBB
Raoul,Vicomte de Chagny:  OLIVER EYRE
Carlotta Giudicelli:  WENDY FERGUSON
Monsieur Firmin:  BARRY JAMES
Monsieur Andre:  GARETH SNOOK
Madame Giry:  CHERYL McAVOY
Ubaldo Piangi:  ROHAN TICKELL
Meg Giry:  LIESL DOWSETT

※Christine Daae , Monsieur Andre の最後の e には、eの上に ’ がつきます


みなさんこんばんは。
年末年始にロンドンへ行ってきまして、その時に観劇をしました最後の観劇レポです。
もちろん大好きな THE PHANTOM OF THE OPERA 「オペラ座の怪人」だけは絶対に外せないと思いましてチケットを予約し、元旦にハーマジェスティーズ・シアターに行ってきました。
続編とされるLove Never Dies を上演している、アデルフィー・シアターとは徒歩でも5~10分程の距離でして、一日2回公演の時には、オペラ座シリーズのマチソワも余裕で可能です。
あちらはマチネが14:30開演、ソワレは19:30開演ですから、観劇前にランチやディナーを楽しむのも充分です。慌てずにたっぷり時間を使えるのはいいですよね。

僕はこれまでに劇団四季が上演しているバージョンと、2009-2010年に上演された韓国カンパニーのソウル公演と、2バージョンみてきました。初めてオペラ座の怪人を観たのは、1988年の劇団四季大阪公演です。
オリジナルはもちろん、ここロンドンですね。1986年10年より連続上演中で、24年以上も続いています。
このロンドン版は初めての観劇となりました。

ロンドンでオペラ座を上演しているハーマジェスティーズ・シアターは相当歴史のある劇場とのことで、ちょっと調べましたら、1705年オープンなのだそうです。
外観も内装も本当にオペラ・ゴーストが棲みついていそうな、古いながらも豪華な佇まいは圧巻でして、地図を片手に劇場に辿りつきました時には思わず、「オー!!」と声をあげてしまいました。劇場そのものがもう芸術作品ですよね。

オペラ座の怪人は世界的にも超ポピュラーな傑作ミュージカルということもあり、世界各地のお客様で劇場内はいっぱいでした。その中には日本人もあちこちで見かけました。
念願のオペラ座ロンドン公演は、やはりとても素晴らしい舞台で大感激でした!


The Phantom of the Opera (Original 1986 London Cast)

The Phantom of the Opera (Original 1986 London Cast)

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Decca Broadway
  • 発売日: 2001/02/06
  • メディア: CD












Love Never Diesのファントムは、"The Phantom" ですが、オペラ座の怪人では、"The Phantom of the Opera"という表記だということに気付きました。何か違う…何だろう…これか!という感じです。

そのファントム役にはJOHN OWEN-JONES。このファントムの人、超うまかったです!
JOJはこのロンドン公演では2001年から1,400回以上もファントム役で出演し、その後レ・ミゼラブルで大きく活躍した後に、またこのオペラ座・ファントム役に戻ってこられたというまさに「ザ・怪人」とも言える方で、相当有名なキャストなのだそうです。
背が高くて恰幅が良く、そして豊かすぎる歌声。怪人オーラは言うまでもなくバリバリです。
クリスティーヌのTABITHA WEBBがとても小柄で可愛らしい人でしたので、二人が並ぶと大人と子供のようにもみえました。それ位大きなファントム、めちゃくちゃカッコイイです。カーテンコールで並んだ時にも、どのキャストよりも一番背が高かったように思います。
ロンドン版では、クリスティーヌのマネキンに驚いて気絶をしたクリスティーヌを、床に倒れる前にファントムがお姫様抱っこをして、ベッドに運ぶんですよね。当然ながら軽々です。
オルガンを弾いて歌う、"The Music of the Night"の手前、「連れてきた甘美なる~」の所は、当然クリスティーヌをガン見…かと思いきや、クリスティーヌ9:鍵盤1位の割合で、手元をチラチラと見ます。これは芸が細かい…!!
このシーンはクリスティーヌを音楽の虜にするべく、圧倒的な歌声+大音量のオルガンに加えて、クリスティーヌに向ける視線を外さないというのが個人的にはとても好きで、四季では佐野さんが唯一(高井さんと村さんはずっと鍵盤みてる)。韓国ファントムは三人ともクリスティーヌをガン見でした。JOJファントムも手元をチラ見するものの、基本的にはクリスティーヌをずっと見ています。うーんこれは痺れますね。四季の芝さんや飯田洋輔さんがファントムをすることになれば、ガン見バージョンでやってほしいなぁ。
もちろん、"The Music of the Night"を始め、全ての歌はもう圧巻でした…!!凄すぎるっ!!
圧倒的な歌唱力に加えて、絶叫が凄い…ということも書いておきます。韓国オペラ座を観た時に、思わず笑ってしまうほど全体的に大袈裟で、その中にファントムのもの凄い絶叫ということがあったのですが、なるほど。これはオリジナルから継承しているものなのだとわかりました。
それから、2回目にマスクを取られてしまった後のファントムはもう完全に理性を失い、狂人のようになります。
最後はクリスティーヌと別れてしまうファントム。JOJファントムは指輪をあげようとするクリスティーヌの目も見られない位動揺していて、最後にはクリスティーヌが震える手を掴み、半ば強引に指輪を握らせていました。

クリスティーヌのTABITHA WEBB は先ほども書きましたが目がパッチリの超キュートなクリスティーヌで、劇中設定16歳(でしたっけ??)のクリスティーヌにぴったりの人でした。
Love Never Diesのクリスティーヌは10年後の話ということで、当然ながらかなり大人になっていますが、オペラ座の怪人のクリスティーヌはまだ子どもで元気いっぱい。かなり好奇心旺盛で、かつ勝気な人であり、また子どもだからこその残酷な一面も持ち合わせている…というのが本来の姿なのだと思います。四季のクリスティーヌは意図的な演出でしょうか。大人しくて、何を考えているのかちょっとわからない人のように感じることがあります(これはキャストによって差がでる部分で、揺れ動く心を上手く表現される方もいます)。
ファントムに指輪をあげるときに唾を吐いたり…という悪態をつくクリスティーヌもかつてはいたようですが、Love Never Diesという続編が出来てしまったことに配慮して(?)なのか、今回観たクリスティーヌはそんな失礼なことをすることもなく、先ほど書いたように大失恋をしてしまった哀れなファントムに、慈悲の態度で接していました。あんまり酷いと続編に繋がらなくなりますからね…
クリスティーヌが最初に登場するのはハンニバルのバレエのシーン。(ファントムの指導で遅れて?)舞台に飛び入るクリスティーヌは、メグがアンドレ達に褒められている間に下手からスススっと走ってきて、ダンスに加わります。
クリスティーヌはオペラ座のバレエ・ダンサーから急遽代役で一役スターに…という流れで急成長していくのですが、メグが半ば無茶ぶりのように、「クリスティーヌなら歌える」と推薦されて歌い出す時には、あまりの緊張に最初は震えがとまらず、上手く歌えないのです。「ほらやっぱり無理じゃん」という周りの冷ややかな態度に余計に委縮しそうになるのですが、メグが励ましに駆けつけようと動くのと同時に、マダム・ジリーの杖の一喝で急にシャンとなり、美しい声で歌いだす…という流れです。
"Think of Me"は、リハーサルシーンから本番に移行するときに転調し、カルロッタが歌っていたのと同じ高い音で歌います。これは韓国版もそうでしたので、これがここ最近のスタンダードなのでしょうか。ラストの聴かせどころ(伴奏が鳴りやみ、ソロで歌うところ)ではかなり自由に歌っていて、綺麗な歌声で自由自在に上下させた後、たっぷりと伸ばすラストで締めくくります。もう素晴らしい歌声です!"Think of Me"では、支配人達と一緒にオペラ鑑賞をしていたラウルも歌いますが、当然音階が高くなっていますので、ラウルも高い音で歌っています。
初めてマスクを取ってしまった後、尋常ではない程怒り狂い、泣き叫ぶファントムに怯えて、後ずさりをしながらイヤイヤと首を振っていました。やっぱりあれだけ怒ったら怖いですよね…。
"The Point of No Return"では、ドンファンがファントムだと気付いたときには、「キャッ!」とハッキリ悲鳴を上げた後、もの凄い勢いで逃げようとします。が、当然ファントムにもの凄い力で両腕を掴まれて舞台に引き戻されるクリスティーヌ。下手からラウル、上手からフィルマンとアンドレが出てきますが、「頼んだぞ」というポーズばかりで誰も助けてくれないので、「もぉ!」といった様子で途方に暮れる表情をします。怯えたり怒ったり、呆れたりする表情はとてもハッキリしていますね。
墓場の歌はラスト、映画版オペラ座のように、最後を2回繰り返して盛り上がるような感じになります。突然ボン、と切れる1回のバージョンよりも、こちらの方が拍手をしやすいですよね(ちょっと盛り上げ方はわざとらしい気もしますが)。これも韓国版では同じようにしていましたから、最近はこういう風にするのがスタンダードなのでしょう。

違ったのはラウルが乱入する、墓場での"Wandering Child"です。クリスティーヌが一人で墓場にやってきて歌い、お父さんのお墓からファントムが現れ、クリスティーヌがもう少しでファントムに連れていかれそうになる…という緊張感溢れるシーンです。
もう少しで…というところでラウルが乱入し、クリスティーヌは救出されるのですが、ロンドン版はラウルが乱入するタイミングが随分早く、ファントムとクリスティーヌが歌うのに被せて、ラウルも歌っていました。三重唱になります。
こういう風になることは実は知っていましたが、実際の舞台で三重唱のバージョンを観たのは初めてでした。ラウルが何度呼んでもクリスティーヌは目を覚まさず、もう少しで…という所で正気に戻ります。ファントムはめちゃくちゃ悔しそうにします。

ラウル役はOLIVER EYRE。 ちょっとラウルにしてはぽっちゃりでしたけれどもハンサムな人でした。当然ながらこの人もかなり歌が上手かったです。
ラスト近くのシーン、ファントムの隠れ家でファントムのロープに首を吊られてしまうシーンでは、ロープに首をかけられて、「ウゥー!」っと言って後ろに倒れるようになり、ファントムが起こして柵にはりつけるようにしていました。これはまるで、映画版のそのシーンに似ていました。
ファントムがクリスティーヌにキスをされた後、縛っていたラウルのロープをろうそくで切るようにしますが、普通にただ首を吊られているときよりも、ちょっとロープの解き具合がもたついてしまう感じがしました。
ラウルといえば(?)あちらはキス・シーンがそれは濃厚でして、屋上でクリスティーヌとするキスが熱く熱くて…この辺りはやはり日本とはかなり違う部分ですね。韓国版もブチュブチュしていたので、日本だけがあっさりなのでしょうかねぇ。
ちなみに屋上へ上がる、屋上から劇場に戻る…という場面では、奈落から階段が出てきて、そこから上がってきたり下りたりしていました。

カルロッタとピアンジの二人はめちゃくちゃ大きな人で…超迫力だったんですよ。もちろん歌声もオペラ歌手そのもの。超迫力です!
ピアンジはハンニバルのラストでは、なかなか象に乗れなくて、ジャーン!の後にようやく乗ることができ、遅れて決めポーズをとるものですから笑いをとっていました。
フィルマンさんとアンドレさんはまたかなりコミカルなお二人で、二人が何かを言う度に爆笑。何かおどけたり表情をつくったりしても爆笑と、かなりのお笑いキャラとなっています。マスカレードの手前でアンドレがガイコツのコスチュームを披露するところでも爆笑になります。これは韓国でもそうでした。マントで隠して油断させておいて、急に見せるので面白いのでしょうね。
驚いたのはブケー役の人が、なんと!つるつる頭のスキン・ヘッド+ヒゲの人で、ファントムによって首を吊られてしまう人形もツルツルでした!これもちょっと笑ってしまいました…
いやぁ、オペラ座の怪人って、こんなに笑えるミュージカルでしたっけ??と思うほど、あちらの方は皆さん大袈裟に表現をするので、本当に面白いです。退屈しませんね。


今回はこの位でしょうか。

オペラ座の怪人は劇団四季版の舞台をかなり観ていますので、自然と台詞が脳内で日本語に変換されますから、やはりかなり観やすくて、リラックスして観劇できました。また映画版も何十回も観ているのと、オリジナル・ロンドンキャスト盤のCDも持っていますから、英語の歌詞も聞き慣れていました。
やっぱりこのミュージカルは最高に素晴らしいですね!オリジナルのロンドン版だからこそ…という感慨をのぞいても、やっぱりオペラ座の怪人は凄く良いです!

難点というほどではないですが、ハーマジェスティーズ・シアターは古き良き伝統のある劇場ではありますが、やはりかなり古いので客席が狭く椅子が固めで、どうしてもちょっと窮屈に感じました。僕はお尻が痛くなって、エコノミー症候群のように足が圧迫された感じになりました。
また、世界中から集まった観光客が多いからでしょう。マナーがどうしても…ね(笑)。僕はずっと座席を後ろから蹴られましたし、上演中の話声もあちこちから…。あと、一緒に歌う人とか。
んーこれは仕方ないのかもしれません。それほどポピュラーなミュージカルですから、色々な人が見にくるんですよね。
写真撮影は劇場内ではもちろん禁止ですが、皆さんお構いなしにバリバリ撮影していましたよ。主に幕間ですが、上演中にも2度程フラッシュが光りましたから…
ちなみにLove Never Diesでは、そういうマナー的な事でストレスに感じる事は殆どありませんでしたよ。
四季でもポピュラーな作品になるほど、普段ミュージカルを見慣れていない一般のお客さんが増えて、ちょっとお行儀が悪くなってしまう傾向になってしまいますよね。

演奏はもちろんオーケストラによる生演奏です。これは当然、大迫力であるのは言うまでもありません。
ハーマジェスティーズ・シアターは外観に較べて実際の劇場内はそれほど大きくなく、結構コンパクトに感じました。
コンパクトだからと思いますが、古い劇場の割には音響は良いとほうだと思います。
もちろんオリジナル版ですので、シャンデリアの演出や、天使像の上下などもキッチリとあります。シャンデリアは落ちてくるスピードがめちゃくちゃ速くて驚きました!
また、吊られた天使像に乗って絶叫するJOJファントムが激しく揺らすので、大柄な人だしちょっと心配になりました…大丈夫でしたけど。
あと、マスカレードの階段に立っている人形の数が多く感じました。階段の両端だけでなく、間の方にも何体か立っていたと思います。また、クリスティーヌがマスカレード・ファントムに近づいていくところでは、周りが心配して、「クリスティーヌ、クリスティーヌ!」と声をかけます。

あとちょっとした事ですが、クリスティーヌの髪型はとても自然な感じでした。韓国版でもそうでしたので、昔の鬘をずっと伝統的に守っている四季も、そろそろ変えた方がいいんじゃないのかな…と思ったり。だって、あの髪型は絶対に変ですよねぇ…リーゼント(笑)。また、屋上のクリスティーヌのフード付マントは薄い緑色でした。

カーテンコールではオール・スタンディングオベーションになりました。
Love Never Diesでもそうでしたが、あちらの方は熱狂的ですね。素晴らしい舞台に賛辞を贈る表現としては、スタンディングオベーションが最適なのでしょう。もちろん僕もすぐに立ち上がり、大きな拍手を贈りました!
どのナンバーでも拍手をするところではとても大きな拍手だったと思います。

いや~良かったです…本当に良すぎでした…
こんな凄い、熱い舞台をやっちゃっていいんですか…しかも全員が上手すぎなんですよ…
オペラ座のJOJ、LNDのラミン…二人とも本当に凄いファントムでした!もう、大・大満足です。
やっぱり本場の舞台は凄いですね。
この日はオペラ座の後、続編のLove Never Dies を観に行ったのですが、いや本当にこのオペラ座シリーズのスパイラルは抜け出せそうにありません。どうしましょうかねぇ(笑)

終演後は外はすっかり暗くなっていまして、ハーマジェスティーズ・シアターはライトアップされていました。
昼間にみたときには伝統のある古い劇場外観に唸りましたが、夜間にライトアップされた外観はまた一段と重厚感が増したように感じ、ゾクゾクしました。
この劇場のどこからか、ファントムがこちらをみているかもしれませんよ…?!!

CIMG1077.JPG



http://www.youtube.com/watch?v=EwHE-hzqCWI

にほんブログ村 演劇ブログ ミュージカルへ にほんブログ村 演劇ブログ 劇団四季へ 


CIMG1058.JPG







今はこちらで書いています

⇒ 禁断劇場

ツイッターをフォローする ⇒ @kindan_J @J_kindan

フェイスブックをフォローする ⇒ Facebook

@LINEでおともだちになる ⇒ @LINE

禁断メルマガに登録する ⇒ 禁断メルマガ 

Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...
nice!(5)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:演劇

nice! 5

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

トラックバックの受付は締め切りました
ブログを作る(無料) powered by So-netブログ


Copyright(C) 2007 今週もやっぱり禁断症状 All Rights Reserved.