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観劇レポ;2009年9月19日(土)『鹿鳴館』200回記念公演 私に殺されたかったのだ! [観劇感想]

携帯タイトル)観劇レポ;2009年9月19日(土)『鹿鳴館』200回記念公演 私に殺されたかったのだ!

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鹿鳴館』 9/19の出演者  自由劇場

影山悠敏伯爵  日下武史
同夫人 朝子  野村玲子
大徳寺候爵夫人 季子  中野今日子
その娘 顕子  岡本結花
清原永之輔  山口嘉三
その息 久雄  田邊真也
飛田天骨  志村要
女中頭 草乃  坂本里咲
宮村陸軍大将夫人 則子  木村不時子
坂崎男爵夫人 定子  佐藤夏木
給仕頭  岡本繁治
伊藤博文  早川正
同夫人 梅子  由水南
大山 巌  福島武臣
同夫人 捨松  時枝里好
大徳寺候爵  高島啓吾
宮村陸軍大将  田島康成(劇団昴)
坂崎男爵  渡久山慶


【華族/写真師/給仕/職人
田辺容
那俄性哲
関隆宏
近藤聡明
半谷諒

【華族】
戸田愛子
水瀬麻理
成松藍
千村璃永

着席:1階3列センター

 

みなさんこんばんは!

今日(9月19日)は、2週間ぶりに自由劇場に足を運びまして、3年振りに劇団四季のストレート・プレイ、『鹿鳴館』を観劇してきました。

普段ストレート・プレイはちょっと苦手(かなりの頻度で寝てしまう)でして、いつも敬遠しがちなのですが、この『鹿鳴館』だけは別でして、なかなかお気に入りで、好きな演目です。

これまでにこの演目には何度も足を運びましたが、毎度毎度部分的に寝てしまうという失態をやってのけました(駄目ですね 笑)。
でも、今回は体調が万全だったのと、最前列からの観劇ということもあり、ところどころウツラウツラとやったり、お腹がなったりしましたけれども(笑)、何とか全て観ることができました。

そして本日は、通算公演回数200回記念ということで、お土産を頂きました。

CA3B0092.jpg

左ののしがついている方は、本日限りの配布となる、200回記念の手ぬぐい。
そして右側は、会員限定のプレゼントとなる、タオルハンカチです。

タオルハンカチは、過去2年間(3年間?)に劇団四季のストレート・プレイ演目のチケットを購入した実績のある、会員のみにハガキが送られてきまして、そのハガキを持っていけば貰える…というものなのですが、「同行者を連れている場合に限る(4人まで?)」ということで、今回たまたま同日観劇だった某ブロガーさんとご一緒させていただきまして、ようやく頂けました。

※なぜ「?」をつけているのかといいますと、そのハガキをもう渡してしまったので、記憶で書いているためです。

なかなか条件が厳しい…というよりも、「たくさん連れてきてください」という趣旨なのだと思いますが、この条件を直近まで知らなかった僕は、もう少しで恥ずかしい思いをするところでした(笑)

嬉しそうにハガキを持っていって、「おひとり観劇の方は、プレゼントをお渡しできません」なんて言われた日にゃ、ショックで寝込んでしまったと思いますから(笑)。

どちらにせよ、素敵な品物を頂きまして、ありがとうございました。

 

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さて、3年振りの観劇となりました本編。

ちょっとおさらいという意味で、この作品についての解説を少し入れておきます。


『鹿鳴館』は三島由紀夫の戯曲(1956年)。
舞台は明治時代の鹿鳴館。鹿鳴館とは、明治政府が外交のために建てた社交場でかつて実在した建物。
登場人物は、実在と架空の人物を織り交ぜているものの、影山伯爵と清原永之輔にはモデルとなる人物がいたとのこと。
伯爵夫人の朝子は芸者出身ですが、当時は政治家が芸者を正妻に迎えることなどごく当たり前のことだったとのことで、これは恥ずかしいことでもなんでもなく、朝子が堂々振舞っているのはそういった時代背景があったためだそうです。

醍醐味は何といっても、美しい日本語を堪能できる長台詞。
そして意外性のあるあらすじ。思わず息を呑む展開。

衣装やフラワーアレンジも豪華制作陣によるものですし、舞台セットは何もかもがゴージャス。

そしてちっとも古臭くない、三島由紀夫の表現や台詞は、聞いていてもよく理解できますし、爽快感すら感じる辛辣な表現で、脳にその人の苦しみや愛憎といったものが、ダイレクトに伝わってくるようです。


「その夜、愛と裏切りの幕が上がる」


影山伯爵を演じる日下武史さん。

二幕で事の真相を知り、そこからの怒りの表情は静かであるのに、はらわたが煮沸する音が聞こえてくるかのようで、本当に恐ろしいですし、とてもいやらしい。
この演目では悪役ですが、日下さんの独特かつ素晴らしい演技と台詞まわしを、存分に堪能することができます。


同夫人 朝子役の野村玲子さん。

凛とした立ち振る舞い、苦難にも堂々と立ち向かう姿勢。
そして何よりも息をのむような美しさ。
一幕の裾を引き摺った着物姿も、二幕では一転して煌びやかなローブ・デコルテを身に纏う姿も、どれをとっても良くお似合いで美しいです。
そして、野村さんの台詞まわしもとても素晴らしいです。


清原永之輔役の山口嘉三さん。

清原は反政府派、自由党のリーダーであり、かつて朝子と愛しあった相手。
立派な髭を蓄え、恰幅の良いとてもダンディーなスタイル。かなりカッコイイです。
堂々と振舞っているものの、反政府派という常に狙われているという、どこか警戒しているような表情のなかに、20年振りに朝子と対面し、その時にみせる優しい表情。
思わぬ朝子のお願いに狼狽する表情。そしてラストの哀しげな表情。
どれもとても素晴らしいです。


久雄役の田邊真也さん。

鋭い表情はまさに、久雄の背負ってきた運命そのものを表しているかのようです。


顕子役の岡本結花さん。

とても美しい方です。
美人が哀しむ表情は、なおのこと美しいと思います。


大徳寺侯爵夫人 季子役の中野今日子さん。

『春のめざめ』以来の拝見。流石の演技と、台詞まわしを聞かせてくださいました。


飛田天骨役 志村要さん。

『春のめざめ』以来の拝見。
飛田は殺し屋。その異常な雰囲気には、志村要さんは特にお似合いだと思います。
「御意にござります、御前」という台詞が印象的ですね。



今回はこの位で…

ネタバレを書きたくなかったので、大した感想にはなりませんでしたが、僕はやはりこの世界観が好きなんだなぁ~と、今回あらためて実感しました。
決して複雑ではない、でも徐々に歯車がかみ合わなくなっていくという、この作品のプロットにはどんどん引き込まれていってしまいます。

 


まだ未見の方はこの機会に是非、
劇団四季ストレート・プレイの真骨頂、『鹿鳴館』の世界を是非体感されては如何でしょうか。

僕はもう一度だけ(10月4日)、観に行こうと思っています。

 

「何のためでもなしに、乾杯!」

 

2009年全観劇記録

春のめざめ 18回
キャッツ 13回(東京13+横浜)
ウィキッド 9回(東京8+大阪)
55steps 8回(東京7+大阪1)
夢醒め  7回(京都4+東京3)
オペラ座 5回(大阪4+名古屋1)
JCSエルサ 4回(東京3+大阪1)
アンデルセン 3回
JCSジャポ 2回
ブルーマンinTOKYO 2回
鹿鳴館 1回
ユタと不思議な仲間たち 1回
美女と野獣 1回
赤毛のアン 1回
アルデール 1回
ヘアスプレー 1回
ミー&マイガール 1回
宝塚雪組公演 1回

(9月19日現在 全79回)

鹿鳴館 (新潮文庫)

鹿鳴館 (新潮文庫)

  • 作者: 三島 由紀夫
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 1984/12
  • メディア: 文庫

劇団四季『鹿鳴館』PV

http://www.youtube.com/watch?v=jKHEhjCMZZw

携帯電話からYouTubeなどの動画を閲覧する際には膨大な通信費にご注意ください。
パケット無制限プランなどの加入を強くお奨めいたします。


劇団四季ステージガイド『鹿鳴館』


 


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コメント 2

とみ(風知草)

>jurumさま
200回記念公演行きたかったです。ブリティッシュな手ぬぐいと菊の御紋のタオルハンカチがいただけたのですかぁ~。
27日拝見しましたが、テンポが速くなり感情の動きがヴィヴィッドになっている気がしました。
鹿鳴館関連スポットを訪ねて45万ヒット記念リクエストと致しました。お暇なときにでもご覧くださいませ。
コンドル博士の建築は町に論理を与える一番強力な道具なんですわ。

by とみ(風知草) (2009-09-28 23:41) 

jurun

>おとみさん

こんばんは!
遅くなりましたが45万HIT記念リクエストに、お応え頂きましてありがとうございました♪
鹿鳴館、本日も観劇しましたけれども、確かにテンポが速くなっていましたね~。前はもっとゆっくりだったのは、台詞をハッキリと話そうとするあまり、そうなっていたのかもしれませんが、今はテンポが上がってもとても聴きとりやすく、仰るようにヴィヴッドに感じました。
鹿鳴館関連スポットのお写真、とても綺麗ですね!おとみさんは観劇だけでなく、スポット探訪のクウォリティーが高く、素晴らしい記事です。鹿鳴館を設計した人がコンドル博士だったとは、初めて知りました!
これからもたくさん勉強させてくださいね♪

by jurun (2009-10-04 22:05) 

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45万ヒット記念リクエストエントリ・魅せられてコンドル博士(風知草 2009-09-28 23:27)

遅くなりました。「今週もやっぱり禁断症状」のjurumさまから、劇団四季の演目「

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